2016年4月10日日曜日

第25回イベント 講演会『めくるめくアオサギの世界』

かつて、古代エジプトの人々はアオサギを神として崇めていました。やがてその神はフェニックスに姿を変えギリシャに上陸。その後のヨーロッパ文化に多大なインスピレーションを与えることになります。一方、日本のアオサギは、神どころかなんと妖怪にまで貶められてしまいます。しかし、蕪村の「夕風や水青鷺の脛を打つ」の句を挙げるまでもなく、日本のアオサギのイメージにはどこか清らかな一面もあります。そして、そのイメージの系譜をはるか上代以前にまで遡っていくと、そこには思いがけずまた新たなサギの姿が立ち現れるのです。文化面に現れるアオサギを追いかけて見えてくるのは、人とアオサギが戯れ、もつれながら形作ってきた幻想と現実の大いなる混交。今回はそんなめくるめくアオサギの世界に皆さんをご案内します!

*と き 平成28年5月14日(土)午後1時~4時50分
*ところ 北海道立文学館講堂(札幌市中央区中島公園1-4)
*参加料 一般500円、高校生以下無料


● 第1部 講演会『 めくるめくアオサギの世界 』
講 演  北海道アオサギ研究会代表 松長克利



◆松長克利プロフィール

まつなが・かつとし 1965年、愛媛県松山市生まれ。子規と同じ小学校、高校を卒業後、北海道の土地 と自然に憧れ北海道大学に入学。大学でアオサギの生態の研究を始め、卒業後の2001年に北海道アオサギ研究会を発足、現在に至る。この間、80ヶ所余りある全 道のアオサギ生息地をくまなく踏査するとともに、観察会等の地域活動を行い、 アオサギと人が共生できる社会のあり方を模索、提案しつづける。


● 第2部 句会(当季雑詠2句出句・投句締切午後1時)
● 懇親会のお申し込みもお受けしております。

詳細お問い合わせはEメールitakhaiku@gmail.comへ。

 

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