2016年11月11日金曜日

俳句集団【itak】第28回イベントは明日です!

 
立冬前に大雪に見舞われ、短い秋が終わってしまった北海道です。

第28回イベントは明日となりました。どなたでもご参加いただけます。
当日参加も大歓迎です!お誘いあわせの上、どうぞお気軽にお越しくださいませ。

天気予報はいまのところ曇ときどき雨、最高気温10℃、日中の降水確率10%です。
午後は北風に変わります。体温調節のできる服装でお越しください。

また館内に自販機がありませんのでお飲み物などはお持ちください。  

 
 
 

 俳都松山の出身のくせに、またそれゆえに俳句はずっと敬遠していました。7年ほど前に縁あってしばらく参加した句会では、作品が説明的すぎるとよく評されました。異文化間の人と人との意思疎通を図る通訳、翻訳仕事の職業病が出たのだろうと思います。俳句は読み手に想像させてこそ飛翔するものなのに、きちんと伝わったかどうかが心配で、ついつい言葉を重ねてしまうのです。今回は皆様にお話しするなか、言わずもがなを言ってしまうという無粋を身をもって示すことで、創作上の反面教師として頂きたく思います。通訳、字幕翻訳、執筆など、一生を二つの言語との恋愛や格闘に費やしてきて思うこと、それは人を形作る根幹にある母語のかけがえのなさです。日本語の奥深さに出会えるのが、私にとっての俳句の魅力。この贅沢を皆様と共に貪る11月12日を楽しみにしています。

*と き 平成28年11月12日(土)午後1時~4時50分
*ところ 北海道立文学館講堂(札幌市中央区中島公園1-4)
*参加料 一般500円、高校生以下無料


◆第1部 講演会 『 うちらには日本語がある 』

       講 演  山之内 悦子(通訳者、講師)


◆第2部 句会(当季雑詠2句出句・投句締切午後1時)
◆懇親会のお申し込みもお受けします。



やまのうち・えつこ 愛媛県生まれ。

子規が学び、漱石の『坊っちゃん』の舞台となった高校を卒業後、慶応義塾大学英文科に進む。在学中にカナダの大学に一年間留学したことが縁で、卒業、就職後バンクーバーに30年来在住。アジア系移住者として少数者問題に長く関わった後、ブリティッシュ・コロンビア大学で教育社会学を学ぶ。修士課程修了。通訳・翻訳・文筆業のかたわら日加両国で通訳者養成講座の講師を勤める。著書に山形国際ドキュメンタリー映画祭での四半世紀の通訳経験を基にした『あきらめない映画』がある。

※当日は著書の頒布会も行います。休憩時間にお求めください。





 

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